これっくらいの

まわりくどい文章を書く演出オタがズドン

「Strawberry Breakfast」には初恋が詰まってる

どうも、「Strawberry Breakfast」大好き芸人です。

あの衝撃の5月スペシャル月間。
とっても楽しい時間を過ごさせてもらいました。
その中でも特にスト担が驚いたであろう企画の一つが「Strawberry Breakfast」のMV公開。筆者も驚きで目ん玉飛び出るかと思いました。かっこよかった…。
初めて曲を聞いた時も感動したけど、映像としてのエンタメになるとまた素敵。

 

MVが公開された日、私はこんなツイートをしていました。

そうです。私の中でこの曲は初恋なのです。

もうすぐ新曲が発表される?ようですが、そっちで頭がいっぱいになる前に、「Strawberry Breakfast」大好き!の激重感情を、下記の「あの日の思い出」に代えて綴っていこうと思います。

 

あの日の思い出

幼いころ、5歳くらいだったかな、私が初めておつかいに行った時のことです。

お母さんの誕生日会をするからお花とケーキを買ってきて、と父に言われ、未知の冒険に好奇心と少しの恐怖心を抱えながら家を出ました。

お花は何とか買えました。綺麗な薔薇でした。

その後行ったのはケーキ屋さん。お店に入った瞬間、ショーケースに陳列された宝石みたいなケーキが目に入ってきて、心がときめいたのを今でも覚えています。
店員さんが持ってきてくれたのは、父が予約していた、真っ白な生クリームの上に苺がちょこんと乗った可愛らしいホールケーキです。
店員さんからどうぞと渡されたケーキ箱はとても重くて、でも、宝箱みたいで。
ケーキが崩れないように慎重に持って帰りました。

途中まではよかった。でもその日ちょっと曇ってたんですよね。
雨が降るかもしれないと思って急いだのが良くありませんでした。
コテっ
転んだ。
ゴトンと音を立てて、私の手から離れたケーキ箱。
5歳の私にも、この箱の中身がもうだめだ、ということはよくわかりました。

どうしよう。せっかくのお母さんへのケーキが…誕生日会が…
家に帰れない…
下を向いてぽつりぽつりと歩いていました。

ふと気がつくとそこは知らない道。
箱を落としただけでなく、どうやら迷子にもなってしまったようです。
体が痛い。涙が溢れてくる。
私はどうしたらいいんだろう。

突然後ろから呼ばれたような気がしました。

振り向くと、カーテンが開いて現れたのは見たこともないような素敵な世界。
スーツを着たかっこいい男の人6人が歌って踊ってます。
美人な女の人には振られてるけど。
でも楽しそう!
すとー、べりい?ぶれえふぁす?
んー細かいことはよくわからないけど、もっと聞きたい!もっと見たい!
ウインクズッキューン!
かっこいい!楽しい!

自然と心が弾んで、涙もひいています。

…あ!消えないで…!

 

カーテンが閉まると元の見慣れた道に戻ってました。

不思議な時間です。
なぜか気持ちが前向きになり、しっかりと歩いて帰り始めました。
晴れてました。

玄関の前には父と母がいて、2人を見た瞬間に出た言葉は「ごめんなさい!」
ケーキの箱を開けると、案の定ケーキはぐちゃぐちゃ。
でも母はよく頑張ったねってぎゅっと抱きしめてくれたんです。

ここからは母から聞いた話なんですけど、その誕生日会で、急に私が「すきなひとができた!」って宣言したんですって。「かっこいいおとこのひととかわいいおんなのひとがいてね!おはなもっててね!キラキラしててね!」って。「わたしがあのおはなもらう!」って。
母は絵本の中の話をしてるだけだと思ってるみたいですけど。

今でも不意に思い出すんですあの光景。
ちょっと疲れた時でも、明日頑張ろうって思えるんです。
毎日楽しんで、素敵な人生送ってやろう!って思えるんです。

本当ですよ?
今思えば、私の初恋はあの瞬間だったのかなって。

 

っていう短編小説もどきが書けました。
残念ながら私の実際の体験談は1ミリもありません。
うちの家は花を買わない主義だし(手入れが大変、めんどくさがり屋)、私は生クリームが嫌いなのでケーキ食べないし、初めてのおつかいは、近所のおばさんの家に届け物をする、だったし。

 …

はい。まあともかく、記憶を改ざんして、キラキラしてて少しファンタジーな思い出を脳にぶちこめるくらい、この曲が大好きだってこと。この曲の魅力がすごい(語彙力)ってこと。SixTONESSONYさんに大感謝だってこと。

ちなみに今回5歳の子の初恋バージョンを載せましたが、勉強に疲れた高校生バージョン、人間関係に心がしんどくなった社会人バージョン、育児に翻弄されている主婦バージョンも思いつきました。長くなりそうなので割愛いたします。

この間のANNでのParty Rock Anthemじゃないけれど、この曲を聞いたら、このMVを観れば、悲しみや辛さなんてどこかに吹っ飛んでしまうような、そんなエンターテインメントが「Strawberry Breakfast」なのです。と私は勝手に思ってる。

 

少し話は飛びますが、私には忘れられない言葉があって、「TrackONE IMPACT」円盤のアンコールで、ジェシー「ストレス発散できましたか?」って言うんです(ニュアンス)。
これこそがエンタメの神髄だよなあ、と首を縦に振らずはいられませんでした。
今回フォーカスした「Strawberry Breakfast」に限らず、SixTONESのエンタメは、私たちファンやリトルストーン、音楽ファンの方まで、たくさんの人に届けられています。そしてそれらに触れることで、私たちは元気が出て、悲しみや苦しみなんてどうでもよくなっちゃったり、感動して一緒に涙を流したり、すなわちストレス発散になったりするわけです。5歳の子が元気にもなります。明日も頑張ろうってなります。
私自身、音楽や芝居をかじっていたこともあり、エンタメを大切にする、をかなり真面目に信条としているのですがこれからもSixTONESの届けてくれるものを大切にしたいなと改めて思いました。
不思議な縁のおかげで素敵な時間を過ごせています。本当にありがとう。

と、#すとーんずラブの日 の深夜に考えていましたとさ。
もう6月7日なんですけどね。